問題
座標空間に6点
を頂点とする正八面体ABCDEFがある.,を,を満たす実数とする.線分AB,ACをそれぞれに内分する点をP,Qとし,線分FD,FEをそれぞれに内分する点をR,Sとする.
(1) 4点P,Q,R,Sが同一平面上にあることを示せ.
(2) 線分PQの中点をLとし,線分RSの中点をMとする.,が,の範囲を動くとき,線分LMの長さの最小値を求めよ.
(3) 正八面体ABCDEFの4点P,Q,R,Sを通る平面による切り口の面積をとする.線分LMの長さが(2)の値をとるとき,を最大とするような,の値と,そのときのの値を求めよ.
% 図は省略
方針
P,Q,R,Sの座標を内分公式で出し、 と が平行であることから同一平面性を示す。 は だけの二次式になるので、最小条件は 。その条件下で4点を通る平面を と表し、正八面体 との断面六角形の面積を、 平面への射影と靴紐公式で の式にする。
解答
(1)
内分公式より、各点の座標は である。したがって
となる。ここで であり、 だから と は平行である。直線 と点 を含む平面を考えると、その平面には を通り に平行な直線も含まれる。点 はその直線上にあるので、4点 は同一平面上にある。
(2)
の座標は
である。よって
となり、
である。 とおくと で、 である。したがって最小値は 、すなわち のときに実現し、 である。
(3)
のとき、(2) より である。4点を通る平面を とおくと、点 を代入して である。また より とも書ける。 かつ なので である。
正八面体は で表される。まず とする。平面 と正八面体の各辺との交点を調べると、断面六角形の頂点は順に
である。
この平面の法線ベクトルは で、 である。断面を 平面へ正射影した面積を とすると、射影による面積比は だから である。 の 座標を同じ順に並べて靴紐公式を用いると、
である。ただし とした。したがって を得る。 の場合は、正八面体の点 を に移す対称性により、平面 の断面積は の断面積と等しい。よって 全体で上の式が使える。
したがって が最大となるのは が最小、すなわち のときである。このとき より であり、 と合わせて である。最大値は である。