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大阪大学 2007年度
文理共通数学 文系第3問・理系第3問

問題

平面において,原点を通る半径 の円をとし,その中心をとする.を除く上の点に対し,次の2つの条件(a),(b)で定まる点を考える.

(a) の向きが同じ.

(b)

以下の問いに答えよ.

(1) 点を除く上を動くとき,点に直交する直線上を動くことを示せ.

(2) (1)の直線をとする.と2点で交わるとき,のとりうる値の範囲を求めよ.

出典:大阪大学 2007年度 前期日程 第2次学力試験 文理共通 文系第3問・理系第3問

方針

円の中心を表すベクトルを とおくと,円は と表せる。これを展開して,円上の点 について を得る。条件(a)(b)より と書けるので, となり, の軌跡は に垂直な直線である。(2)は座標軸を 方向に取り,直線を ,円を として,中心から直線までの距離が半径より小さい条件を解く。

解答

(1)

とおく。円 は中心が ,半径が で,原点 を通るから, 上にあることは と表せる。これを展開すると より である。

条件(a)より と同じ向きであり,条件(b)より である。したがって である。ゆえに となる。

これは,点 を満たすことを意味する。この集合は に垂直な直線である。よって,点 に直交する直線上を動く。

(2)

の向きを 軸の正の向きにとる。このとき であり,円 である。

(1)で得た直線 は, として すなわち である。

この直線が円 と2点で交わるためには,円の中心 から直線 までの距離が半径 より小さければよい。すなわち である。これは と同値である。右側の不等式は であり, なので常に成り立つ。左側の不等式は すなわち である。 より である。

別解。座標で直接求めることもできる。 とすると,円は である。 を極座標で とおくと,円の式から であり, だから である。 は同じ向きで だから である。よって となり,やはり直線 上を動く。