問題
以下の問いに答えよ.
(1) 方程式
の整数解のつを求めよ.
(2) 方程式
の整数解をすべて求めよ.
(3) 自然数が(2)の方程式を満たすとする.の最大値と,そのときのの値を求めよ.
出典:岡山大学 2025年度 前期 理系 第1問
方針
標準解法(特殊解から一般解を作り端点を比較)
の特殊解を1000倍し,斉次方程式の解を加えて一般解を作る。自然数条件を整数パラメータの有限区間へ移し, は区間の両端で比較する。別解では合同式から小さい特殊解を直接選ぶ。
別解(合同式から小さい一般解を作る)
を解いて の合同類を直接求める。小さい特殊解 から一般解を表し,自然数条件の端点で を比較する。
解答
標準解法(特殊解から一般解を作り端点を比較)
(1)
であるから,整数解の一つは
である。
(2)
(1)の両辺を1000倍すると, は の整数解である。したがって
である。 と は互いに素であるから,整数 を用いて
と表される。逆にこの形の はすべて を満たす。よって求める整数解は
である。
(3)
自然数条件より
であるから, である。また
である。したがってこの範囲の端で調べればよく,
となる。よって最大値は であり,そのとき
である。
別解(合同式から小さい一般解を作る)
(1)
より,例えば である。
(2)
を を法として見ると
だから である。よって
とおけば
したがって全整数解は
である。
(3)
自然数条件から
また
である。絶対値は区間の端で最大となり, で82, で324である。よって最大値は324で,そのとき
である。