問題
4次関数のグラフが,軸に平行なある直線に関して対称になるための係数,,,の間の関係式を求めよ.
出典:名古屋大学 1991年度 前期日程 第2次学力試験 文理共通 第1問
方針
対称軸を未知の直線 とおく。 と平行移動したとき、グラフが に関して対称であることは、 の関数として偶関数になることと同じである。したがって展開後の と の係数がともに0になる条件を求める。 は上下移動だけを表すので、最後に条件に現れないことも確認する。
解答
対称軸を とおく。 と置くと、与えられた関数は である。グラフが に関して対称であるためには、この式が の偶関数、すなわち の奇数次の項を持たないことが必要十分である。
展開して奇数次の係数だけを見る。 の係数は であるから でなければならない。また の係数は であるから でなければならない。
第1式より である。これを第2式に代入すると
である。左辺を整理して すなわち となる。よって である。
逆に、この関係式が成り立つなら とおけば、上で求めた と の係数がともに0になるので、 に関して対称である。したがってこの条件は必要十分である。なお は定数項として上下移動だけを表すため、対称性の条件には関係しない。