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京都大学 2000年度
文理共通数学 文系第1問・理系第1問

問題

円に内接する四角形は次の条件(イ),(ロ)を満たすとする.

(イ) 三角形は正三角形である.

(ロ) の交点は線分 の比に内分する.

このときベクトルを用いて表せ.

出典:京都大学 2000年度 前期日程 第2次学力試験 文理共通 文系第1問・理系第1問

方針

交点をまず固定する。 の交点を とすると、内分比から である。したがって は直線 上にあり、 とおける。残る仕事は倍率 の決定である。 を通る円の条件を、 を基底にした係数で表し、 に対応する解を選ぶ。最後に から分母が正であることも確認する。

解答

とおく。三角形 は正三角形なので

である。 の交点を とする。 に内分するから である。点 は一直線上にあり、 であるから、ある実数 を用いて と書ける。

ここで、点 を通る円の上にある条件を求める。 とする。この円は を通るので、中心を とすれば と書ける。また も円上にあるから

である。したがって となる。左辺を内積で計算すると だから、円周条件は である。 については である。これを代入すると である。 なので であり、 を得る。 なので であり、分母は0にならない。

よって

である。

別解。座標で確かめても同じ倍率が得られる。 とおくと、外接円は である。また内分点 である。直線 上の点を とおいて円の方程式へ代入すると

となる。 は点 であり、求める ではないので である。したがって から同じ答えを得る。