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広島大学 2025年度
文理共通数学 第2問

問題

とし、を実数とする。座標平面上のを考える。点)が以下の二つの条件を満たすとする。

(i) 点は直線上にあり、座標がである。

(ii) 自然数に対し、

・点から軸に下ろした垂線と軸との交点がである。ただし、点軸上にあるときは、点と同じ点であるとする。

・点から直線に下ろした垂線と直線との交点がである。ただし、点が直線上にあるときは、点と同じ点であるとする。

・点を通り軸と平行な直線と直線との交点がである。

座標をとする。次の問いに答えよ。

(1) 点の座標をを用いて表せ。

(2) 命題「点が線分上にあるならば、点は線分上にある」が真であるようなの値の範囲を求めよ。ただし、線分は両端を含むものとする。

(3) を用いて表せ。

(4) であるとき、不等式

を満たす最小の自然数を求めよ。ただし、とする。

出典:広島大学 2025年度 前期 文理共通 第2問

方針

直線 上の点を とおき、 からの垂線条件を内積で表す。そこから の座標を出し、水平線と直線 の交点条件で の一次漸化式を作る。最後は固定点からの差を等比数列として扱う。

解答

(1)

直線上の点を

とおく。から直線への垂線の足がであるから、の内積はである。よって

となり、

である。したがって

である。

(2)

が線分上にあることは と同値である。また、が線分上にあることは

と同値である。右側の不等式は で常に成り立つ。左側の不等式がすべての で成り立つための条件は、でも となることである。よって

である。

(3)

(1)と同様に、から下ろした垂線の足

である。直線 であるから、を通る水平線との交点の座標は

を満たす。したがって

である。この漸化式の固定値は

であり、

となる。より

である。

(4)

のとき

である。したがって

となる。求める条件は

である。常用対数をとると

である。より

となる。であるから、最小の自然数は

である。