問題
とし,座標平面上の二つの放物線を考える.放物線上の点における接線の傾きはである.放物線と放物線の共有点が点のみであるとし,その共有点の座標をとする.次の問いに答えよ.(1) の値を求めよ.(2) をを用いて表せ.(3) 放物線と軸で囲まれた部分をとし,不等式の表す領域をとする.との共通部分の面積をを用いて表せ.(4) 放物線軸および軸で囲まれた部分の面積をを用いて表せ.(5) (3)のと(4)のがを満たすとき,の値を求めよ.
出典:広島大学 2023年度 前期 文系 第4問
方針
接線の傾きからを決める。共有点が1点のみという条件は,二つの放物線の交点方程式の判別式が0であることに直す。面積はを使って定積分で表し,最後に方程式を解く。
解答
(1)
より
である。での接線の傾きがであるから
となり,
である。
(2)
(1)よりである。共有点の座標は
を満たす。すなわち
である。共有点が1点のみであるから判別式は0であり,
となる。整理して
である。このとき重解は
である。
(3)
よりであるから,求める面積は
である。を代入して
である。
(4)
はで軸に接する。よって求める面積は
である。(2)のを代入して
である。
(5)
に(3),(4)を代入し,を用いて整理すると
である。したがって
となる。左辺は
と因数分解できる。であるから,を満たす解は
である。