問題
座標平面上の曲線をとする.また,を実数とし,を点を通る傾きの直線とする.このとき,次の問いに答えよ.(1) とがちょうど二つの共有点をもつようなの値をすべて求めよ.(2) が(1)の条件を満たすそれぞれの場合について,とで囲まれた部分の面積を求めよ.(3) とがちょうど三つの共有点をもち,さらにとで囲まれた二つの部分の面積の差の絶対値がとなるとき,の値を求めよ.
出典:広島大学 2022年度 前期 理系 第1問
方針
交点方程式をと因数分解する。面積は共有点の順序で場合分けし,とおいて二つの部分の面積差を計算する。
解答
(1)
の方程式は
である。交点の座標は
すなわち
を満たす。なら共有点は1個,なら通常3個である。ただしではが重なり,またではが重なる。したがって共有点がちょうど二つであるのは
である。
(2)
のとき,は軸であり,囲まれた部分はにある。面積は
である。
のとき,で直線が曲線の上にあるから,面積は
である。
(3)
共有点がちょうど三つであるから,である。とおく。
まずのとき,共有点の順序は
である。二つの部分の面積差の絶対値は
であり,これはからより小さい。したがって条件を満たさない。
次にのとき,共有点の順序は
である。二つの部分の面積差の絶対値は
である。これがに等しいので
となり,
である。よって
である。