問題
を以上の整数とする.個のさいころを投げ,出た目のすべての積をとする.次の問いに答えよ.(1) がの倍数である確率をを用いて表せ.(2) がの倍数である確率がより大きくなる最小のを求めよ.ただし,とする.(3) がでもでも割り切れない確率をを用いて表せ.(4) がの倍数である確率をを用いて表せ.
出典:広島大学 2017年度 前期 文系 第3問
方針
積が特定の素因数を含むかどうかを,さいころの各目がその素因数を含まない事象の余事象として扱う。(2)は(1)の式を対数で比較し,(4)はの倍数である事象との倍数である事象に対して包除原理を用いる。
解答
(1)
がの倍数でないのは,すべてのさいころで以外の目が出る場合である。したがって求める確率は
である。
(2)
(1)より
であればよい。これはと同値である。底をとする対数をとると
である。与えられた値より
かつ
である。,だから,最小のは
である。
(3)
がでもでも割り切れないためには,各さいころの目がのいずれかであればよい。よって求める確率は
である。
(4)
がの倍数でない確率は,の倍数でない確率は,でもでも割り切れない確率は(3)よりである。したがって包除原理より,がの倍数である確率は
である。